第2弾しましまパンツマン
しましまパンツマン笑う
ブロロロローン

ハレーダビットソンに股がり、獅子の絵をあしらったヘルメット、トレードマークのしましまパンツ。
先日の桜田門での凛々しい姿が、まだ鮮明に残っている。

ハレーダビットソンは、琴姫の前でキッチリ停まった。


「琴姫、茶市祭の準備は進んでいるか?」

「ええ、順調に」

「今年は、大二郎が何やら嗜好を考えているようだ」

しましまパンツマンは、そう言ってチラッと店先に貼られたポスターを見る。


「そう言えば……最近、大二郎が携帯電話の着信音を『レッドツェッペリンの天国への階段』に変えたようだ」


「レッド杖ぺ……!? 介護会社か何かのCMソングですか?」

一瞬、しましまパンツマンの目が点になり、声を上げて笑い始めた。

< 19 / 91 >

この作品をシェア

pagetop