君色。〜ずっと忘れない〜

親の事情。

私「あたしの父親さ、あたしが小4のときに浮気して浮気相手を妊娠させちゃって母親と離婚したの。離婚する前も毎日喧嘩ばっかりで物投げたりあたしにあたってくるときもあってさ。母親はそれから、男と遊んでばっかりで。家に帰れば知らない男の人とリビングでヤってる。しかも毎日違う人。そんな家に帰る気なんてなくて。夜になれば母親は仕事に出るからそうしたら家に入るようにしてるんだ。」

優也「まじかよ……。夜になったらってスナックとかで働いてんのか?」

私「あたしは最初はそう思ってたよ。でも、学校で親の職業について調べるみたいな宿題が出てね?聞いてみたの。 そうしたら、キッパリ言われた。風俗嬢って。そのときは、どうすればいいかわかんなかった。結局宿題では、スーパーの店員さんってかいたよーw あははっ」

優也「無理して笑わなくていいから。とにかく今日は、俺んち来いよ。俺の母親、心理カウンセラーなんだ。もし嫌じゃなかったら話してみるか?制服とかの件も含めて。」
優也の優しい声に甘えたくなった。
救ってくれる人がいて嬉しかった。
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