王子様少女とお姫様少年




「お前さ。この前の後ついて来たんだろ?そんで、俺と八王子のキスシーンを見て『僕は見捨てられたの?』とか思ったんだろ?」


ーードキッ


びっくりした。言い当てられたから。


「べ、別に。付き合ったんでしょ?」


「付き合ってねーよ。とっくのとうにフられたし。」


「はぁ!?じゃあ何で一緒に出掛けてんのさ?」

「…卑怯な手を使ったんだよ。八王子さお前の事が好きだから、出掛けないとバラすって。」

最後の方は、申し訳なさそうに話す南雲。
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