王子様少女とお姫様少年





「でも、まぁ八王子おめでとう」


そう言う南雲。


「あり…」


ありがとうと言おうとした瞬間、夏憐が被せてきた。


「ちょっと待って。そういえば南雲、優ちゃんに告ったんでしょ?今も好きなわけ?」


「「「…。」」」


一気に空気が悪くなった。


気まずっ…

「八王子には、諦めるって伝えたけど姫路がまた、うじうじしてたら奪う予定。」

そう言って、南雲はニヤリと笑った。


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