黄緑色が好きな彼。
『…なにこれっ。ちょっと、夏帆ー』


今は部活中。


今日は部室の掃除だった。


私は手を止め、華の所へ向かった。


華は吹部で録音に使う機械の前で瑠花先輩と話していた。


「華、お待たせー。どーしたん?」


『あ、夏帆ー。ちょっとこれ聞いて』


そして華は録音機のスイッチを入れた。
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