姉さんの彼氏は吸血鬼 孝の苦労事件簿①

俺は心の中で叫んでから、ギプス足を庇いつつ、
ゆっくりと起き上がった。



大分、この動作にも慣れたな…
…ていうかいい加減、転び過ぎだろ、俺。



俺は仕方なく、楽しそうに笑っている二人の方へ、
松葉杖を突いて歩いて行った。






メールの続きが、ふと頭に蘇る。

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