告白 1&2‐synchronize love‐

失うもの

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眠れないまま朝を迎えるのは、もう何度目のことだろう。

あたしはアイツと出会ってから、ガラにもなく悩みっぱなしなんだと気づいた。

久しぶりに袖を通した制服の、パリっとした感じが心地よかったけれど、頭がすっきりするまでには至らない。

コートを着て、あたしは部屋の窓辺に立つ。

出窓のスペースには、色あせたテディベアと、三上くんからもらったステンドグラス。

けれどそのステンドグラスを立てられないまま、あたしは部屋を出た。

いつもより早いバスで学校に行くと、教室にはすでにユリたちがそろっていた。

冬休みにも会っていた顔ぶれだけど、学校で会うと久しぶりな感じがする。


「おはよ。みんな早いじゃん」

「おはよー! 美緒より先に来て待ってよって話してたの」

「何で?」


あたしがコートを脱いで首を傾げた瞬間、

パン、パ、パン!!

と、連続で破裂音が響き、あたしの視界に色鮮やかな紙片が舞った。

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