告白 1&2‐synchronize love‐

手紙

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学校帰りの学生でにぎわうファーストフード店。

窓際のカウンター席に、あたしはユウナ先輩と並んで座っていた。

フライドポテトをかじりながら、先輩がため息をつく。

物憂げな表情がまた色っぽいけど、そんなこと考えてどうするあたし。


「先輩? どうしたの?」

「ん……美緒はバレンタイン、彼氏に何あげるの?」

「……え?」

「来週じゃん」

「ああ…。ガトーショコラ、作ろうと思ってます。甘さ控えめの。先輩は?」

「んー…?」

「コータ先輩にあげるんでしょ?」


ユウナ先輩は、口をもぐもぐさせながら顔を赤くした。

この人は…。

本当に正直で可愛い。


「まだ、決めてない」

「何で? 付き合ってるんでしょう?」

「はあっ? つ、付き合ってないし!」


先輩はさらに顔を真っ赤にして、首をぶんぶん横に振った。

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