クローバー
「今度の手術はものすごく難しいの」

「あなたが弱気になったらだめよ。ユリちゃんは助かるの。大丈夫なんだから」

「本当は今日すぐにでも入院させたいの。でも、ユリが…。お友達にどうしても会いたいからって。だから先生に無理を言って…」

おばさんも母さんも泣いていた。

その声はドアを震わせる。

僕の心も震えていた。
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