闇に棲む猫はヴァンパイアに捕まる

「この先にいって右に行った所に桔梗の部屋がある。そこにいるんしゃないのか?」


「そっか!ありがとうお兄ちゃん♪」


私はお兄ちゃんが指差した方へ走って行った。


七彩seid

わっちは外へ出て、翔の側へ行き


「持って行かれたの。憐に。」


「だよなぁ。ああ。俺の可愛い妹が離れていくな。」


翔は腰に手を当て言った


『でも、応援するんじゃろ?』


「当たり前だろ。可愛い妹なんだ。応援しない兄貴なんていないさ。ま、これで憐が変な事をしたら許さないがな。」


この妹大好きキメラが。


ちとは他の女子にも興味を惹かぬか。


ちょっと妹愛が強い兄に頭を悩ませる七彩だった。
< 215 / 466 >

この作品をシェア

pagetop