闇に棲む猫はヴァンパイアに捕まる

「「「「「おおー!!!!!!!!!!!!!」」」」」


隊員の奴らに気合いを入れてから幹部と樋口さんとで作戦の最終確認に入った。


「所で樋口さんはなんで日本に戻ってきたんですか?」


確認があらかた済んだ後に聞くと樋口さんは


「実はお前達が鎮圧しようとしてる研究所に俺の知り合いが研究者としているんだ。そいつは強制で研究をやらされてるからそれを助けにな。」


「そうですか。」


「それと憐。」


「なんですか?」


おれは眠気覚ましにコーヒーを飲んでから樋口さんの方を向くと


「この研究所の研究者の中にはお前の親も参加している…」


「え。」


俺の…両親が?


研究所で研究者として…


「樋口さ「団長!偵察部隊からの報告で国会議事堂付近に何者かがいます!!!!!」」


「何だって!?」


勢いよく来た部下から入ってきたその知らせはまるで開戦を知らせるほら貝のようだった。
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