闇に棲む猫はヴァンパイアに捕まる

黒猫はヴァンパイアの瞳に恋している



その頃翠玉の廊下近くの角では・・・


「たくっ・・・いつまで俺を誘ってるんだよ・・・」


憐が顔を赤くして壁によりかかって居た。


翠玉のかわいらしい表情に戸惑いを感じていまさらになって顔を赤くしていたのだ。


顔を隠して黙っていると近くに誰かの足音がこちらに近づいてきた。


(翔か?)


そう思ったら案の定その主は翔だった。


「お前・・・翠玉の部屋に行っただろ。」


その顔はもう鬼のような般若の顔だった。


(この顔は閻魔大王も逃げ出すな。)


「ああ。明日の埋葬に参列するか聞いてきた。」


「の割には顔が赤いしにやけているみたいだが?」


やっぱりあの事件から翔は俺に厳しくなった。


(まあ。翠玉をちゃんと守れなかったのは言えてるか。)


俺は殴られる覚悟をして
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