闇に棲む猫はヴァンパイアに捕まる


後ろから…聞こえる。


「あっちか。」


私は声の聞こえる方に走っていった。


結構走ると光が見えた。


その光を越えていくと見覚えのある場所へと出た。


ここって…


そう。あの忌まわしい記憶の元凶となった場所だった。


私は息を呑んで見ていた。


『嫌だ!殺したくない!もう嫌だ!』



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