ペナルティ

「祐姫ちゃーん」

「何、お菓子ならないわよ」


隊士たちの部屋を掃除していると沖田が満面の笑みで近寄ってきた

最近咳を出すので沖田は隊の仕事が減らされ暇らしい

きっと老害の症状だろうけど何もできない自分がもどかしかった


「えぇーじゃあ祐姫ちゃん構ってくださいよ」

「私は今掃除中、病人は大人しく寝てなさい」


手を動かしながら冷たくいい放つと沖田は口を尖らした


「ただの風邪ですよ~。それにずっと寝てます!寝すぎて頭が痛いくらいです」

「じゃあ起きててもいいけどせめて横になってて…あとで干菓子持っていってあげるから」


お菓子の言葉に表情を明るくし嬉しそうに部屋に帰っていった

あの性格で助かるときもあるんだな…





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