ペナルティ

「ああ!目覚めはった!?なら一安心やな」


町の医者らしきおっさんが駆けつけ沖田の額に手を当てる


「こら酷い!誰か砂糖水作ったってぇや!」

「あ、少量ですけどもう飲ませました」

「そうかそうか、ほなあとは大人しゅう寝とってもらおか。あんたらは扇いだって」


隊士たちに指示をすると他の怪我人のもとへ移動した


「あんたが手当てしたったん?」


治療の手伝いをしていると不意に問われた


「あ、はい」

「あんた、医者関係の人?」


私に質問をしつつもてきぱきと治療をしていて凄いな…


「いえ…そんなんじゃありませんよ」

「そらすごいな。みんな見たけど、どれも的確やったで」

「ど、どうも…」


誉められた、んだよね

なんかくすぐったくてうまく笑えなかった





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