俺様不器用男子の甘い愛情
頑張り過ぎた茉璃には甘やかせてやんないと。
気が済むまでずっと側にいてあげる。
それが、彼氏の俺にも出来ること。
「隼世くんも主将さんお疲れ様です」
「思ったより疲れるわ、アレ」
「でも隼世くんだから務まるんですよ?試合には呼んでね?」
「気が向いたらな」
「むぅ~………」
片方の頬を膨らませて不服丸出し。
正直、活躍見せられるチャンスだと思うけど弱いとこ見せたくない。
勝ちが保証された試合なんてないからさ。
でも………
「決勝までいったら呼ぶわ。冬だから、まだ先の話だけどな」
「待ってます。必ず観るねっ」
「それには、璃玖も出るはずだから璃玖見てろ。璃玖」
「隼世くん見たいのにっ!」
「璃玖に嫉妬されたら、めんどくせーもん」
嘘。
やっぱ、好きな子に見られてるって思ったら緊張すんだわ。
初めて茉璃が俺の試合を観てる時は、普段の何倍も緊張したし……。