来い恋

女同士


あれから私は事務所に戻り通常業務をこなした。
1日何事もなく終わったということは・・・・やっぱり
四宮さんは私と亮輔さんの事を誰かに話したりはしなかったんだと思った。

「吉野」
帰り際、亮輔さんが私の席まで来た。
「課長・・・」
「大丈夫か?」
これから四宮さんと2人きりで飲むのがきっと心配なのだろう。
でも私は意外と落ち着いてる。
今までは姿が見えてだけで逃げたくなるような人だったのに
意外と姉御肌だった事に気づきそうそう悪い人には思えなくなった。

「大丈夫です。」

そう言って私は会社をでて四宮さんとの待ち合わせの居酒屋へ向かった。
「吉野さんこっち~こっち~」
カウンター席に座ると、四宮さんは生中2つを頼んだ。
ビールが届くと
「とりあえず・・・お疲れ様」
「お疲れ様です」
軽く乾杯をして一気に飲んだ。
私の飲みっぷりを見て、飲めるんだ―と少し笑った。
四宮さんも私といい勝負だ。
もう、生中空だし・・・
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