◇◇◇◇◇



「ほらね!ゆっくりだったでしょ!」



「うん。速くなくてよかった…。
ていうか、こんなに広いプールなのになんであたしと悠希くんしかいないの?」



「今日は貸切なの」



「そんなことできるんだ…」



「オレのお父さんがやってるとこだからね」



「へぇ!」


バナナボートから降りてベンチに座りって話していると…。


「おーいたいた」




「マコちゃん!!!」


体にタオルを巻いたマコちゃんと、浜にいた人達とプラス数人が水着姿で歩いてきた。



「お待たせ〜」



さっきは追いかけて来なくて不安になったけど、マコちゃんは優しく手を振ってくれた。



「なんか人数増えてない?」


「うん、これがこっちのいつメン!」



千尋のちー
あんなのあー
真綾のまー


裕介のゆう
一人(かずと)のかず
悟(さとる)のさとし
郁哉(ふみや)のふみちょん


と、マコちゃんの8人がゾロゾロ。


悠希も入れて9人がいつメンか…。


大勢だな…。



「おいマコトー、許さんよー。葵はオレが独り占めするさぁ」


「えー?ダメだよー。あおいんは僕のだよー」


「オレに連絡よこさなかったから許さん」


「忘れてたんだよ、わざとじゃない」


「思い出しても知らん顔したっしょー」


「え?なんで知ってんの?」


「マコトのことやさ」


「さすがじゃ〜ん」


「やさから許さん」


バチバチマコちゃんと悠希くんが口論を繰り広げている間に、何人かがプールへ飛び込んだ。


残った女子2人と男子2人が私を呼んだ。
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