「あおいーん?悠希とのデートと僕とのデート、どっちか楽しかった?」



「へっ?」



あんなと郁哉が真綾たちの後に続いてプールに入ったと思ったら、今度はマコちゃんから声をかけられた。


あたし何気に忙しい…。


ていうか、デートってなんのこと?


「自称女子のまことはデートしたとは言えないよ」


するとなんだかすね気味の悠希くんがボソッと言った。


「認めてくれてありがとーう!でもね〜悠希?女の子同士でもデートって言うんだよ〜」


「認めてないし!
まことは男でも女でもない!」


「えっひっど〜い!」


「つーか、自分が女って言うならタオル取ってみろよ。
どーせダサい海パンはいてんだろ」


「だ、ダサい!?
…仕方ないなぁ…。
見ろ!このかわいいピンク色の海パンを!」



すっかり2人だけで話を進めるマコちゃんと悠希くん。


いつもぶりっ子な喋り方をしていて、声を高くしていたマコちゃんが、私の前ではじめて男の子用の声を出した。



そして体に巻きつけていたタオルを取って両手を大きく広げた。
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