メガネはずしちゃダメ!
離れていく、
智久があたしの口元を親指で脱ぐって自分で舐めた。

そんな仕草がかっこよくて見つめていると、

「激しくやり過ぎちゃた?」

いつものイジワルな笑顔へと変わっていた。

あたしは恥ずかしさに智久を睨む。

それでも、悪気なく無邪気に笑っている。

「小暮好きだよ。」

あたしを抱き締めてぐれる腕から温もりと一瞬に気持ちが伝わってくる。

あたしはそんな智久の腕の中で目を瞑って

「あたしは大好き!」

そう言って抱き締め返した。

少し芹沢さんの様子を盗み見をすると、顔を真っ赤にしていた。

『かわいい…』

また、瞼を閉じたとき
< 47 / 50 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop