秘めた恋
私は力尽きるとその場にしゃがみこんだ。

一筋の涙が頬を伝った。

私は彼を・・・・信じられなかった・・・・?

和馬くんは金持ちで格好良くて優しくて
みんなが羨む王子様みたいな人で

そんな人と付き合えるなんてまるで夢のようで
ふわふわしたシャボン玉のように儚くて・・・だから不安だった。
でも夢じゃなかったのに。
夢のような現実があったのに・・・私は彼を信じることが出来なかった。

私たちは愛し合うために出逢ったの・・・?
それとも別れるために愛し合ったの・・・・・?

和馬くんのことが好き・・・・。
今なら素直に言えるのにもう二度とあなたに言うことが出来ない。

私はふらふらと立ち上がるとあるところへ向かった。

彼が働くオフィスビルへ・・・・。


【完】
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