秘めた恋
すると突然先生がとんでもない発言をしてきた。

「あ~悪いんだけどね、この後用事があってもう帰らなきゃいけないの。
今ここにいるのは彼女一人だけだから、彼女が起きたら付き添ってもらっても良い?」


アラサー女子はきっと結婚適齢期のリミットが迫っているから焦っているのだろう。
大人は大変だと思いつつも、職務放棄なんて無責任過ぎないかとも思った。

「あー別に大丈夫ですよ。」

即快諾する彼にも怒りを覚えた。
でも、これは怒りではなく焦りのようにも感じた。

「えー本当に?ありがとう!じゃぁ、よろしくね!!」

先生は(多分)満面の笑みを浮かべると保健室を後にした。


えーどうしよう。古橋君と二人っきりだよ!!!
急に頭が混乱してきて、心臓の鼓動が早まった。

次第に雰囲気で彼が私に近づいている気がした。


嫌だ、それ以上、来ないで!

そう頭の中では叫んでいても

心の奥底で古橋君に近づける大チャンスとか喜んでいる
バカな自分がいる。

そうドキドキしていると仕切られてるカーテンが開けられた。
< 35 / 175 >

この作品をシェア

pagetop