Classbook



「で、なんで作らないんだよ」

「…仕事が忙しいから」

「なんだよー、そんなの悲しいじゃないかよ!!」

「…ほっとけ」


うるさい聖には彼女がいる。

高校の時からの

俺は苦手だが。

何度も何度も別れたり、より戻したりしている。

不安定な奴ら。


「おー、遅刻だー南さん」


そういった聖の視線を追う。

そこにいたのは南。

高校の時とは変わり、大人っぽくなって


…痩せてる。


高校の時は少し、少しだ。

太ってたんだ。

…失礼だとは思うけど。

それが、痩せてた。

…一瞬誰かわからないくらい

実はのところ、誰にも行ったことがなかったが、高校の3年の最後の方南が好きだった。

…今は

どうなんだろうな。

大学でも彼女を作らずいたっていうことはまだ俺は南のことが好きなのか。

自分のことなのにわからないのはどうかと思うが




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