Classbook
「南、どれにするんだ?」
「サンドウィッチで」
「おー、すいませーん!!」
そういって、店員さんに頼んでくれた袴田君。
「そういえば南。明日は仕事なのか?」
当り前のことをいきなり聞く袴田君。
きっと、おなかが減ってへんなんだ。
「当り前です。平日なんですから。袴田君だってそうでしょ?」
「まーな。小学生相手も疲れるんだわ」
「…小学校の先生になったんだ」
そういえば、高校の時になるって言ってたような気がする。
小学生に追いかけられてく袴田君が目に浮かぶ
ぜったいに小学生にバカにされてる気がする。
そこは確実に。
「あれ?言わなかったっけ?」
「言ってた気がするけど、興味がなかったので覚えてません。」
「…ひど。南、高校の時よりもひどいな」
「5年もたてば人は変わります。袴田君は何も変わってませんが」
見た目も中身も何も変わっていないような…
「それ、俺がまだ若いって言ってんの!」
「…褒めてません、けなしてます」
なにを勘違いしているのか。
私はけなしていたのに