復讐
二章

速見 悠人side



7月2日 午前8時25分


ガラッ!



教室のドアを開ける。


だが、悠人の存在を認めるものはいなかった。

まるで、虫が教室に入ってきたかのような空気だ。


今日は…大丈夫かな?



みると、今日は自分の机がある。


ある!よかった…。


一週間に2度あるかないかのいい日だと思った。


いつもはほぼ、自分の席は無くなっている。



これが、僕にとっての日常だ。


よくもまあ、飽きないでいつも、やるなとおもう。

今日は無くなっていないということは…なにか、違うところでやられるんだろうということは、分かっていた。


< 7 / 50 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop