クマのお母さん
不思議少女 レイ
「レイちゃん!!」
今日も病室に響くアスカの声。周りの看護師たちは、またかと言うように呆れ顔で病室を覗く。
そこにはアスカの前に座り込んでいるパジャマ姿の小さな女の子が…女の子の名前は綾波レイちゃん。1ヶ月前から入院している、現在4歳。白い頬に、うさぎのような紅い瞳、そして空のように蒼い髪の毛、とても不思議な少女だった。特定の人にしか心を開かず、頑固なため、毎日毎日、担当の看護師のアスカをイライラさせていたのであった。
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