七人のオオカミ★レイカ伝説~高校生活~
どんどん命令してくるのはお母さん。
昔はここまで冷たくなかった気がする…
と言っても曖昧な記憶だけど。

私は内心、文句を言っていた。
気がつくともう電車通り。
家から電車通りまで約30分。
けっこう長い時間、考え事してたんだ。
自転車を買ってもらえないため登校時はお父さんの車に乗せてもらう。
会社までの道のりに私が通う高校があるから。

ブゥゥゥオォォォォン!!!!!!
赤信号で止まっていると車のすぐ隣にバイクがあった。
突然の音に驚く私とお父さん。
でもお父さんはバイクだと分かるとすぐに前を向いた。
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