七人のオオカミ★レイカ伝説~高校生活~
私の首は楓香の腕にギュゥゥゥ!!と締め付けられている。

「ゴホッゴホッ!くるじぃ~」

私が楓香の背中をバンバン叩いてSOSを出すとやっと放してくれた。

「で?生馬に全部言ったの?」

今はまだ楓香に締められてた影響で首が痛いのにも関わらずすぐに次へとうつる楓香。
切り替えが早すぎる。

「うん。大まかに教えた。」

「そっか!良かったじゃん」

「うーん…良かったの…かな?」

「え?良くないの?なんとも思わないの?感じないの?」

「いや…感じなくは…ない。」

「どんな感じ?」

「生馬に話してスッキリした。心がふわりと軽くなった気がする。」

「おお!それはいいコトじゃん!」

「うん。」
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