七人のオオカミ★レイカ伝説~高校生活~
「え…私の家で仕えてるって…?」

そう。
私の家は地獄のような所。
それに執事なんて居なくても、私が家事を任されているから困ってはいない。

「麗華様のご自宅は『神山家』ではないのです。『桜ノ小路家』なのです。立ち話も失礼なんで歩きながらお話しませんか?」

「あ、はあ…」

訳も分からずついていけて無い私と並んで歩幅を合わせてくれる桜ノ小路さん。
私はとにかく歩きながらゆっくり事情を聞くことにした。
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