秘密のドアが開く
健真sideーーー


健真side




「っ.....」


目を覚ますと目の前には牧田の顔


「牧田!」


「あれ?ここ...」


確か俺保健室で寝てなかったっけ?


「健真のお父さんが迎えに来てくれたんだよ、仕事だってすぐ戻っちゃったけど」


ぁぁ、そうなのか....



「健真の事情

あたし何も気づいてあげられなくてごめんね....」




「え....」


「お父さんから聞いたの
色々大変だったのに委員の仕事もがんばって..」

「みんな言ってたよ
城ヶ崎さんが健真に仕事ほとんど押し付けてんじゃないかって」


違うそれは、違う


「さっきだって保健室....」


「違うよ誤解だ...」



「城ヶ崎はそんなことはしてない
がんばりが伝わってないなら
一緒にやってる俺のせいだ。」


「ごめん、あたしっ噂に振り回されてっ」


「いや、そんな....」


「本当はあたしが健真と委員を一緒にやりたかったから....」

.....!?


うつむいてて牧田の表情はよく見えなくて


「な....」


俺が話そうとした瞬間

「そ、それじゃお大事にね!」


なんだったんだ?


あんな牧田始めて見た....


そう思い呆然としていると


ヴーーッヴーーッ

携帯のバイブ音楽鳴った


やばいバイト忘れてた!


急いで電話にでて


「すいません、店長....」


謝ろうとした俺の耳には思いもよらぬことが入った


「ーーーえっ?」


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