出会って1秒出逢いは1年

“千種side”





「千種千種~」


「却下」


「まだ何も言ってないんだけど」


「お前の言うことなんてたかが知れてる
どうせ合コンだろ」


「さっすが千種!!分かってるなら話が早いわ~今日の七時からな。仕事終わらせろよ」



「は?行くなんて一言も…大和…はあ」



今にもスキップをしだしそうなほど浮かれている槇田大和に向けて遠慮なくため息をはきだした。



大和は、大学からの同期生でたまたま同じ病院に入ったが…それ以来毎日のように合コンに誘ってくる。

あいつは顔も愛想もいいから女子が寄ってくるが特定の女は作らない主義だかなんだか。要は、面倒なやつ。でも、信頼もしてるやつ……絶対言ってなんかやらねぇけど




でも…合コンは行きたくねぇ

アルコールが入る分、しつこく絡まれるし





そんなことを思いながら…わざと若干の仕事を残して交代の時間を迎えた。







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