白い恋の結晶~キミへと続く足あと~


あたしは、息が詰まりそうになりながらも全力で走った。


体が温まってくるのに、体の中に入り込む空気が冷たくて肺が痛くなる。


走れ!!


走れ、あたし!!


静かな住宅街に、あたしの激しい息遣いと、大きな足音が響き渡っていた。





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