溶けないアイス
_______


そう、あれは今から1年前



まだ大学1年生の私と大学3年生の圭吾


「一目惚れしました、
好きです、付き合ってください。」


初夏、6月私は友達に背中を押され
人生初の告白を果たした。


「いいよー、
じゃあ、これからよろしく。」


え、はやっ。


それだけ…?


私が一目惚れしたのは
こともあろうことか
学年一でもあろうモテ男、
そしてチャラ男であった。


昔から運はついてない方で
何にもないところで転ぶし、
授業中、ちょっと会話してると
私だけが怒られたり。


大学生になった今
運がここまでないとは…。
 

圭吾は、
背がすらっと高くてかっこいい。

そして、スポーツ万能。

いつも笑ってて明るい。



ちょっと考えれば、
モテるっていうのもすぐわかった
だろうに。


でも、まさかまさかチャラ男だった 
なんて。


まぁ、そのおかげで付き合えたわけだ
けれども。


嬉しくてそれはもう
舞い上がって舞い上がって。


この日はそのことだけでいっぱい
いっぱいで授業なんて右から左。


そのままボッーとしながら
帰ったっけ笑









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