ごめんね、

優しさ?ただの偽善だろ。

すると突然前から金髪男。

年は20才前後って所か。

「お前、血出てんじゃん。大丈夫か?」

ウザい。

「大丈夫。」

そう言って歩き出した...はずなのに、
金髪男に腕を捕まれ片足を上げてストップしてる。

「大丈夫じゃねぇだろ」

大丈夫っていってんじゃん。

こんなの日常茶飯事なんだから。

第一、これは先週父に切られた時の傷口が殴られた時にたまたま開いただけで、
つまり、先週よりはましになってるんだからどう考えたって大丈夫でしょ。
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