君としてるのは恋じゃなくて。




「早速誘っておいで!」



すずに背中を押され、
無理矢理遥の席に向かわされた。



「……あ、えっと……
は、遥。遥様……」


「……何、『様』って。」



なんとなく話しかけづらいんだもん……。


でも、話しかけたら普通に返してくれるんだよね……。



あー、もう!

私男心全然分かんないっ!



「……こ、今週の土曜日さ、」


「うん。」


「すずと柴崎くんとさ、」


「うん……」


「ゆ、遊園地行きませんかぁ!!?」



ハッ!



緊張しすぎた。



私の声のでかさに周りがニヤニヤし始める。



ホントバカ!!





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