君としてるのは恋じゃなくて。
先生が出ていくと、いっきに教室は騒がしくなった。
「お前、目付き悪すぎ。」
「アンタのせいでしょ!?
ホント人を傷つける天才だよね。」
「そんな俺をお前は好きで好きで……」
「あーあ。
今日の部活中、コンクリートの上で転んでグロい膝になればいいのに……」
「朝から気持ち悪い話すんなよ……」
「朝から遥と話しただけで不快指数100だよ。」
そう言うと、遥はニヤッと笑って私に近づいてきた。
「な、何!?」
一気に顔が熱くなる私。
公衆の面前であんなことやこんなことを妄想している。
「さっきライン俺から、って気づいた時の顔、
超ゆるんでたぜ?」
「えっ……」
見られた……!?
は、恥ず!