君としてるのは恋じゃなくて。




唇を離し、

お互いの顔を見る。



遥の顔……真っ赤だし。




「フフっ……」



「キスしてにやけるとかきめーよ。」



「うるさい!」



「……帰るか。」




私は笑顔でコクリと頷いた。




歩き始めて、

当たり前のように繋がれた手が嬉しくて嬉しくて、



また私は気持ち悪くにやけてしまった。









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