君としてるのは恋じゃなくて。




「芹。」



後ろを歩いていた遥が私に声をかけた。



「……何?」


「今日も俺の部活終わるまで、

待ってて。」


「うん……」




遥はどこか悲しそうだった。



でも遥の顔をまっすぐ見れなくて、

私は気づかないふりをして

笑って返事をした。





< 30 / 262 >

この作品をシェア

pagetop