うつくしいもの
「秋原さんとは、もう2度とこうやって二人で会う事はないと思います。
それに、“私”に曲を書くんじゃなくて、“私達”に書いて下さい」
そう言って、そのままホテルの部屋から出た
ホテルから出てタクシーに乗ると、
大きく溜め息を付いた
優雅を裏切らなくて済んで、
ホッとしたのかもしれない
私はタクシーの運転手に、
自分のマンションの近くのコンビニの場所を告げた
今日は疲れたから、もう家で休みたい