秘密の楽園 旅行編.完.

チェックイン

「何名様でしょうか?」
そう受付の女のひとが尋ねる
なのかははキッパリ
「2名です」と答える。そんなやり取りを数m後ろから見ている俺。チェックインでしたのか、なのかは俺の方に小走りで向かってくる。
「できた?」俺は尋ねる
無言でなのかは俺に梅の間という鍵を渡して


「二回の一番手前の部屋…」とつぶやくように言ってスタスタとまた歩いていってしまった
ちぇっー。ていうか、夢希とゆづきは?
俺はそんなことを考えながら自分の部屋へ向かった。
「ここか…」
梅の間と書かれた部屋にはいる。
無言で荷物をおいてしおりを広げる。今は10時半…俺は結構用意おそい…そう言って、服類をクローゼットにいれてあとはそのままにして隣の桜の間へはいっていった

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