復讐届け
どういう事かと気になる人もいるかもしれない
というか大半数はそうだろう
さっき書いたよう、俺は完璧だ

でも、一つだけ、一つだけ致命的な問題がある

そこが性格

どうも俺は何もかも完璧以外認めない主義らしい
テストは百点が当たり前、体力だって…
それに`おまけ`としてルックス
誰もが羨む…
そんな人間像にも関わらず高慢にならないことが気に食わないらしい

俺にとっちゃどうでもいい
それよりこの後のテスト、人生について考えていた

どうせ俺は独りなんだ
いつもいつも独りなんだ

そう、いつからか思うようにさえなっていた
そう、少なくともあの少女に会うまでは


学校から家までの道のり約七百メートル
近いのか遠いのかは御自分で考えてください
とにかくその七百メ~トルの終点

俺の家の前に少女は立っていた
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