兄と弟と私の三角関係~イケメン兄弟に挟まれて~



『私ね、時々ね昴が分からなくなる時があるんだ。
本当に私を好きなのか?………って。
聞いてる卓くん?
私と昴がどっちから告白したか』



『聞いてない……けど』



『そっか。そうだよねそんな話しないか普通兄弟では……

私ね1度、昴に振られてんだ』



俺はびっくりした



『千夏さんが兄貴に!?』



千夏さんは歩くスピードを落とした



『うん。大学に入学して同じクラスになってゼミまで同じになってね。
そうこうしている内に私が昴を好きになってて告白したの。
その時には好きな人がいるからって振られたんだ。
でも私、諦める事が出来なくてしばらくしてからまた告白したの。そうしたら今度は友達からならって私を受け入れてくれてね。
友達として交際が始まったんだけど時の流れで恋人に昇進できたって言うかさ。
でも昴はまだ本当は当時、私を振った時の好きな人が好きなんじゃないかと思ったりするんだよね。
馬鹿だよね私………』



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