BEAST POLICE
鬼鮫抗争事件
巽と鬼首會による事件から一週間後。

鬼首會の若頭、夏木の死去によって、合成麻薬バスソルトの流通ルートを巡る争いが密かに始まっていた。

ルートを狙っていたのは、鬼首會若頭補佐の山本と、鮫島組という新宿歌舞伎町に事務所を置く暴力団組織。

在京組織の傘下団体も拠点を置いており、120カ所の暴力団事務所があり、1千人(推定)の構成員が居るといわれている歌舞伎町において、流通ルートを握るという事は大きな資金源を得て、他の組織よりも勢力を広げるという事を意味した。

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