BEAST POLICE
「君が現場復帰するにあたって、要望したものは全てそこに準備してある」

刑事部長が指差した先には、ジュラルミンケース。

男がケースを開けると、中にはソードオフ・ショットガン(散弾が広範囲に飛び散るように銃身を短くした改造散弾銃)と、レミントンM700狙撃銃が入っていた。

早速取り出して、銃器の動作確認をする男。

その姿を見ながら。

「何年振りだろうね、刑事として現場に立つのは…なぁ、倉本君」

刑事部長はその男…倉本 圭介(くらもと けいすけ)に言った。

元は警視庁捜査一課の敏腕刑事だったが、警察組織と暴力団との癒着を暴いた事から本庁内部で孤立し辞職。

西伊豆の漁村で漁師生活を送っていたが、巽一人による凶悪犯罪への対抗に限界を感じた刑事部長の依頼を受けて刑事に復帰。

巽とは警視庁時代からの付き合いだ。

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