Dark Moon&Star's 完結
結局、遥の言葉に、、、


あたしは何も返してあげることは、出来なかった。


「ご飯出来たわよ?雫月、運んで」


ママにそう言われ、あたしはその場を逃げるように手伝いをした。


、、、わかってる。


ちゃんと、遥にも話さなきゃいけないことは、、、


でも、もう少し時間を下さい。


もう少し、もう少しだけ、、、


ちゃんと遥にも、、、ううん。


遥だけじゃなく、みんなにもちゃんと、本当のことをすべて話すから、、、


その時まで、待って、、、下さい。


あたしは、もう逃げないから、、、


ただ、もう少しだけ、、、


本当にもう少しだけ、時間を、、、


、、、あたしに下さい。

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