seasons.(シーズンズ)【完】
「怒っているだなんてとんでもない。こちらが謝りたいくらいです。本当に申し訳ないことをしました」


本心を告げると冬香は首を横に振って、


「でもふたつ訊いていい?」


ふたつ――無論ほなみと涼人についてだろう。

横目で冬香の顔色をうかがうと、教えてくれるまでここを動かないと訴えてくるような瞳で僕を見ていた。

濁りのない、本気の目だ。


「長くなりますよ?」

「大丈夫」

「……分かりました」


ここまで巻き込んでおいて、なお隠し通すほど僕は頑固じゃない。

それに冬香には真実を知ってもらうべきだと感じていた。

僕の全てをさらけ出すことで彼女に許しを乞えるのならこの上ない。


「単刀直入に言います。僕と涼人は正真正銘の双子です」


僕は意を決して語り始めた。
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