ステップ!

もう一度

テスト期間というものは案外あっという間で、もう明日に迫っていた。
私は勿論ノー勉だ。
はるか はというと…
「負けねぇ…負けねぇぞ…!!」
と しきりにつぶやいていた。
気に食わない。
気に食わないのだ。
他の女の子が はるか の頭の中を独占している。
たとえそれが良い意味でなくても。
こんな はるか は始めて見る。
違う言い方をしてしまうとアキラ君しか こんな はるか に出来ないということだ。
青春というやつなのかな…。
青春って難しい…。
< 42 / 61 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop