極道一家のマヤ
やはり『嵐』のメンバーは…ここにいた。
ホッと胸をなでおろすと同時に…
心臓が大きく鳴り始める。
『嵐』の仲間たちから…少し離れたところにいる人物。
柵の石段に長い足を組みながら座り、肘をついて…何か考え事をしているようにも見えた。
穏やかな夏風が…彼の茶色い髪を静かに揺らしていて…。
美都場…
不覚にも高鳴る…自分の心臓。
同時に教室で最後に向けられた、あの冷たい眼差しを思い出して胸が痛む。