極道一家のマヤ
女の子がお礼を言って顔を上げた瞬間、思わず息を呑む。
か…
可愛い。
転んで、ビッチたちにもさっきひどいこと言われて…
なのに、ヒマワリのように愛らしい笑みを浮かべる謎の美少女…。
澄んだ大きな瞳が、かなり印象的だった。
「あの…大丈夫?」
「平気」
もう一度聞くと、女の子はキレイな笑みを浮かべたままコクンと頷いた。
そして私の手からペンを受け取り、立ち上がる。
「私、鈍くさいから…
しょっちゅう、さっきみたいなことも言われるし、人にぶつかったりもしちゃうんだ」