極道一家のマヤ
背中に回る腕。
同時に頭へと触れる、温かい手・・・
「あ・・・」
この優しい手つきと温もりを・・・私は知っている。
夢の中で、何度もなでてくれた・・・
あれは夢であって、夢じゃなかったんだ・・・
ねえ、美都場・・・
私、あなたに・・・伝えたいことが山ほどあるんだよ・・・
今度は、絶対に後悔しないように、伝えたい・・・
「おかえり、マヤ」
私の、本当に還るべき場所、還りたい場所-・・
「ただいま」
―完―